現在Talkingまたは他教室に通われている生徒さんや、音楽教室に興味をお持ちの皆さんに向けて、自分がこれまでの講師生活において、経験したことや感じたこと、楽器指導に対する考え方など、どうでもいい話から少し固い話までざっくばらんに自分の思考を書いています。
「ギター教室」と聞くと、大抵の人は「ギターを教えてくれるところ」だと、すぐに認識されると思っていました。
ところが、それが意外にそうでもないんです。
ギター教室と聞いて「そんなのあるんですか?」という反応をする人、結構います。
ピアノ教室なら、昔からたくさんあって馴染みがあるようですが、ギター教室というと、興味のない人にとっては今ひとつピンとこないことがあるようです。
確かに興味のない人にとっては、ギター教室の存在なんて意識することないですからね。
ピアノ教室があれば、もちろんギター教室だってありますよ。ドラム教室や三味線教室だってあります。
楽器以外にも、ダンス教室や絵画教室、編み物教室とか。話し方教室なんていうのもあるそうです。
今の時代は、本当にいろんなジャンルのいろんな教室がありますよね。
お稽古事って言われてるやつです。
今から30年程前は、ピアノ教室が全盛の時代だったそうで、私がまだ生まれてすぐの頃ですが、確かに近所にピアノ教室がたくさんありました。
前を通るとピアノの音が聞こえてきて、玄関先にピアノ教室の札がぶら下がっているとか。
小学生の頃も、クラスの女子は半分以上がピアノを習っていたり、友達の家に遊びに行ったらピアノが置いてあって、本人かもしくは兄弟が習っているなんてことがよくありました。
今でもピアノ教室はたくさんあります。昔に比べると少なくなっているそうですが、それでも住宅街を歩いていると時々見かけます。
ところが、ギター教室は本当に少なくて、街を歩いていて見かけることなんてまずないですね。
クラシックギターの教室は昔からあったそうですが、アコースティックやエレキギターのようなポピュラー音楽が習えるギター教室ができ始めたのは, まだ最近のことのようです。
私がギターを始めた頃も、近所にギター教室なんてありませんでしたから、遠くてもわざわざ電車に乗って都会の方まで行かなければ習えないという状況でした。
ギターという楽器は一般的に認知度の高い楽器ですが、ポピュラー音楽を指導するギター教室は世間ではまだ認知度も低いんですね。
ピアノと同じように、ギターを習うという文化が早く広まって欲しいものです。
ピアノに比べて安価でお手軽なギターが、習い事の一つとしてこれからもっと沢山の方に認知して頂けるよう頑張ります。
西沢恭輔